2015年9月


〜寺島春雄さんについて〜
1911年旭川に生まれ、幼少の頃に移り住んだ釧路で青年時代を過ごしました。やがて本格的に絵を描くようになり、1930年代から道展、独立展に作品を発表します。1944年病気療養のため帯広に転居し、さらに戦後北海道美術に大きな足跡を残しました。その作風は戦前の具象からしだいに内面的な表現へと移り、やがて抽象へと向かいます。その後結核のため55歳でこの世を去るまでの間、独自の抽象表現を追求し続けました。その作品は、絵の具を厚く塗り込めた堅牢な画肌と重厚な色彩を特徴とし、北方の風土と画家自らの内面世界を反映した特異な絵画世界を気づいています。(北海道帯広美術館 平成14年寺島春雄展より抜粋)